
小料理屋や居酒屋などでも、
「肉じゃが」って人気メニューですよね!?
ザ・家庭料理といった感じで、
ホッコリと落ち着くような優しい味わい・・・
食べると安心しますよね^^
「肉じゃが」の由来は、
西洋のビーフシチューから・・・
和風ビーフシチュー!?
薩摩藩士の東郷平八郎さんが、
海外で食べたビーフシチューの味を、
日本の調味料だけで作らせたのが、
「肉じゃが」の始まりだと言われています。
全く違う味わいですけど^^;
関西と関東での「肉じゃが」の違いと文化!?
「肉じゃが」の材料の肉!?
関西では、
牛肉を使用して作りますが・・・
関東では、
豚肉を使用して作るのが一般的です。
今回は、
関西風に牛肉を使うのですが、
国産黒毛和牛(切り落としで十分)を使用したほうが、
脂の融点が低いためくどくなく(冷蔵庫で冷やしても固まりにくい)、
煮込んでも固くならずに、旨味や柔らかさもあるのでオススメです。
その他の材料は、
ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、糸こんにゃく、絹さや、インゲンなど、
お馴染みの野菜に・・・
調味料は、
濃口醤油や薄口醤油、日本酒、味醂、砂糖、出汁(水でも可)と、
どこの家庭にもあると思われる調味料だけで作れます。
私の場合は、
濃口醤油と薄口醤油の両方を使って、
好みの色合いと味に調整しました。
野菜の下ごしらえが済んだら、
水に数分つけて、水気を切っておきます。
アクが大量に出る(出汁が濁る)のを防いだり、
型崩れを防止する効果があります。
鍋を熱っして、
少量の油を馴染ませてから、
牛肉を軽く炒めていくのですが、
一旦、牛肉を取り出す方法もあります。
肉が硬くなるのを防ぐのと、
旨味を閉じ込めておくためです。
ですが、
逆に・・・
ジャガイモや野菜に牛肉の旨味吸わせたいので、
あえて、取り出さずに野菜と軽く炒めました!
「肉じゃが」って、
野菜が美味しいですから^^
5分程度下茹でして流水で洗い、
アク取りして、食べやすい長さに切った糸こんにゃくと、
鰹昆布だし(水でも可)と、
日本酒、砂糖、味醂を入れて沸騰させます。
まだ、
醤油は入れません・・・
この段階で、
塩分や醤油が先に入ると、
素材に甘味や旨味などが入り込みにくくなるためです。
強火で沸騰させると、
アクもまとまって取りやすいですよ^^
煮崩れを防ぐ「肉じゃが」の作り方は混ぜない!?
一度、アクを取ったら、
鍋の中で具が踊らない程度の火加減に落とし、
落し蓋をして出汁を対流させます。
落し蓋をした後は混ぜないでください!
何故かと言うと・・・
澄んだ出汁にするためと、
煮崩れを防ぐためです。
15~20分程度だと思いますが、
ジャガイモやニンジンが柔くなるまで火を通したら・・・
薄口醤油と濃口醤油を入れて、
煮立たせてから火を切って冷まします。
冷える時に、
素材に味が染み込むので、
3時間ぐらいは放置したほうが良いです。
食べる時に温め直すのですが・・・
彩りに添える、
絹さや、インゲンなどは、
最後に入れて、鮮やかな色を残したほうが綺麗です。
関西風の・・・
牛肉を使用した「肉じゃが」が完成しました。
煮崩れしないように作りましたが、
煮崩れしても美味しいんですよね・・・
好みが別れるポイントでしょうか^^;
お酒は、
泡盛 菊之露酒造 「菊之露 古酒 5年」
やっぱり、
美味しいです^^
今回は、
前菜も用意しました。
冷蔵庫の残り物ですけど、
酢蓮根、サンマのオイルサーディン風、ほうれん草のおひたし・・・
呑めます!
酒器は、
ホッコリする「肉じゃが」と、
陶器ならではの優しい質感の焼酎杯・・・
手放せない酒器に!
最後になりますが、
「肉じゃが」は、少量を作るより、
大量に作ったほうが美味しくなりますので・・・
残った「肉じゃが」も活用していきますね^^